カードローンの思い出

お金というものはいつ何時、急に必要になるかわかりません。
正社員ならお金は借りやすいと過信していると思わぬ落とし穴に落ちてしまいます。
私は、ある会社の正社員で給料もつつがなくもらえ、お金を借りる必要なんてないと思っていました。
もし、急にお金が必要なときがあれば、その時に手続きを始めても大丈夫だろうと高をくくっていたのです。
借りると利子がかかるし、返済がたいへんかもしれないと思って敬遠していたのかもしれません。
しかし、ある年の異動で異動先の上司に執拗なパワハラに遭いました。
ほとんど寝ずに残業をするなど無理な勤務が祟ってメンタルが不調になり会社を休まざるを得なくなりました。
当初はすぐに出社するつもりでしたが、またパワハラに遭うかと思うとなかなか出社できません。
結局、休職扱いになり、自宅待機になりました。
そうなると入ってくるはずの給料も入って来なくなり、蓄えていた貯金もみるみる底をついてきました。
医療費は通院代、薬代など嵩むのですが払わないわけにはいきません。
そこでローンを申し込もうと思いましたが、会社に在籍照会をされて休職中とわかると、どこの会社も断って来るのです。
元気でお金を借りる必要がないときは、いつでも借りることができたのにお金の一番必要なときにお金が借りられないというのはとても情けないことです。
そのときに思ったのは、もし病気が治れば絶対にカードローンを作るということです。
最初から備えておけば憂いなしと言うことなのです。
会社の上司は他にもパワハラをしていたみたいで、問題となり左遷されました。
漸く私も会社に復帰し、一番最初にしたことがカードローンの即日審査です。
病気で休んでいるときに、美味しい物を食べたいとか、旅行に行きたいとかそんなことは、これっぽっちも考えませんでした。
元気になれば、お金を借りられる手続きをする、それだけが私の望みでした。
幸いカードローンの審査は簡単におり、即日でお金を使えるようになりました。
お金も借りることができるようになり、せっかく作ったローン枠なので自由自在に使っています。
短い期間借りて給料日には全額返済するようにすれば利子もそれほど負担になりません。
今ではすっかり体調も良くなり、給料も元の水準に戻りました。
パワハラ上司は今でも閑職に追いやられたままです。
しかし、休職中のお金が自由にならない、苦しさ・口惜しさは忘れることができません。
カードローンは私の元気と健康の証のようなものだと思っています。

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